ケニア、種を蒔く

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ダムと大根と国際協力

週末、カカメガ近郊のカイモシという所に行く。
今回ここで暮らしている日本人ご夫妻の宿泊施設にお世話になった。

カイモシ近辺はケニア西部でも貧困度が高く、
一日数十円、数百円で暮らしている人もざら。
そんな中、有機野菜栽培やゲスト・ハウス等を経営しながら、
現地住民の収入向上への支援を取り組んでいる。
オーガニック・ショップの設立、パン販売、ピーナッツ路上販売、
そして時たま日本からのスタディツアーの実施など、なんとも活動も多彩。
まさに現地の人々の為に孤軍奮闘をしている。
ちなみに以前は学校もやっていたのだが、
こちらは残念ながら現在休校中とのこと。

こちらに移ってきてからほぼ2年ぐらい経つそうだが、
ご夫妻、日本で定年まで勤め上げた後、
国際協力に身を投じる為にこちらへ居を構えた。
今までバックに組織を頼らずほとんど個人でやってきたというので、
なんとも恐れ入る。
ほとんど自力で、できることは何から何までやってきたそう。
多少なりとも国際協力に携わった事がある人間なら、
これがどのぐらい大変なのかよくお分かりであろう。
またケニアに住んだことがある人なら、
多かれ少なかれ金銭面で何かしら痛い目にあっているはずだ。
その中でも、このご夫妻は本当に気の毒なくらい、
何度もケニア人からひどい騙され方をされている。
にも関わらず、それでもめげずに前へ前へと進もうとしている。
自分だったらとてもじゃないが根をあげてすぐにでも日本に引き返すと思う。
本当にこの人たちは強靭な折れない芯を持っているのだろう。

ご夫妻、どうせやるなら10年スパンで携わっていきたいという。
収入向上に関しての売り上げは、
週に2,000、3,000円の売り上げしかないので、
「ほとんど赤字だ、なーにやっているのか意味が分からない。」
と笑って仰っていたが、
でも例え今が赤字でも、
いつか黒字になりシステムを自分たちでを回せるやり方が残せればそれでいいんだと、
気概を持って取り組んでいる。
まだまだゲームはこれから、
そういうことで今現在の現在進行形のプロジェクトとしては、
土地の改良、有機野菜栽培の促進普及、新規料理開拓など。
特に印象に残るのは大根の普及。
日本から持ってきた大根の種を植えてみると、
こちらの痩せた土地でもしっかりと育つ。
それをここら辺に広め、大根の料理の仕方を含め、
広めていきたいそうだ。
実際、出荷してみたら、
地元の人たち、特にこっちに渡ってきたインド人には好評なのだそうだ。
ケニア人が大根をどのように料理するのか興味がある。
またこれからやりたいプランとしては、
カカメガ近辺は雨量が一定していないので、
灌漑用のダムも作りたいらしい。
うん、将来のプランもなかなかである。
今からどういう展開になっていくのか楽しみ。


彼らのホームページはこちら
世界一長い歌「ねがい」と私とケニア The World longest Song "NEGAI", Me & Kenya



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by tanewomaku | 2012-06-05 02:54 | ケニア