ケニア、種を蒔く

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新世界へようこそ

"Karibu(カリブー)"とはスワヒリ語で「ようこそ」という意味。
逆に送り出す時は"Kwaheri(クワヘリ)"で、
こちらはもちろん「さようなら」。
12月に、ちょうど自分達より1年前に来た隊次のクワヘリ・パーティーをしたのだが、
今度は1年後の隊次のカリブー・パーティーを今月は行った。
見ているとまだケニアにもなれてないようで、
なんだか初々しく感じられる。
1年も経つとこれが何とも廃れてくるが。
そう、自分もあまり新隊員気分が抜けきれてないけど、
実はもう1年も経ってしまっている。
本当、時間が経つのははやいものだね。
1年間のアウトプットはというと、
これが恥ずかしくなるほど何もないので、
穴に入りたくなる気分になるが、
まあ過ぎ去ってした出来事はもうどうにもならないので、
無理やりでもこれからのことを思うことにしたい。
途上国、それもアフリカにこれから2年間暮らすわけで、
自分と同様、彼らも色々なことを経験し思うことも多々あるだろう。
お互い、ケニア生活において何かしらいい影響を及ぼしあえればな、と思う。

新世界へようこそ!



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by tanewomaku | 2012-01-28 04:00 | ケニア

馬の耳に念仏、でもない

ターム開始前には毎回行われる学科職員会議。
ここで毎回の期間ごとにあるイベントや懸案事項を話し合うのだが、
今までの経験上だと、
イベントの通達をまずダラダラと説明した後に、
懸案事項の話し合いがもたれる。
そこでみんな自分が好きなことを言って終わり。
解決案もなければフィードバックもされなく…、
というパターンが常だった。
これじゃあなんだかなぁ、という感じになってしまう。
というわけで今回も出席するには気分が乗らず、
重い足取りで会議場所へと向かったのだが、
今回はちょっと様相が違っていた。
今年度から新しい教師が3人入れ替わったことが関係していてか、
ちょっと今までとは空気が違う。
おっ、今回はちょっとなんか違うぞと思い始めたのと同時に懸案事項の話し合いになった。
その話し合い時、
ある先生が椅子と机が足りないという話をしてきた。
実はICT学科のほとんどの教室で全生徒分の椅子と机が用意されていない。
なので毎回、誰かが椅子をシェアしたり机の上に座って授業を受けている状態なのであるが、
さすがにそれでは生徒が可哀想だと思っていた。
なので、
前から自分が何度も教室に生徒全員分の椅子と机がないから用意してほしいと言ってきたのに、
ああそのうちね、みたいな煮ても焼いても食えないのらりくらりな対応をずっとされていたのだが、
今回、その先生もこの事を取り上げてくれて自分が驚くのと同時に、
周りの先生達もそうだそうだということになり、
新しい机と椅子が導入される見通しになった。
なにか嬉しく感じた瞬間である。
実際新学期が始まったら自分のクラスの教室には椅子も机も人数分揃っていた。
言い続けているといいこともあるもんだね。

また今回の会議では他にも色々と提案をなされていたので、
それが今タームはどんな方向に進むのがちょっと楽しみ。
その一つとして、
自分が担当するハードウェアクラスに重点対策措置が取られるみたいだが、
その話はまた今度。



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by tanewomaku | 2012-01-21 04:54 | ケニア

活動半ばの報告書

青年海外協力隊の義務の一つに報告書を2年で5回出す、という話は以前にも書いた。
この前、ちょうど任期の半分である1年を経過した時点で提出する3号報告書を書き上げた。
この1年を振り返ってみてどうでしたか、みたいな内容であるが、
活動に関する部分の内容を今回載せてみた。
ブログではあんまり活動内容のことを書いていないので、
普段はどんな仕事をしているんだという一端をお見せできれば、という所存。
コンピュータ系の仕事をしているので内容はちょっと技術より。


活動の進捗状況
ハードウェアメンテナンスコースの授業をメインの活動として行っている。クラスに対する活動では落第者を出さずに学年度末を終えたのが最低限の仕事を果たした感がある。ただ、次章でも述べるがシラバスの内容が最後まで終わらなかったので、学生に対し申し訳ない事をした。
 PCラボのネットワーク構築では、当校にITの専門技師であるテクニシャンがいるので、彼をメインとし問題があればヘルプするというスタンスで進めているが、如何せんLAN(Local Area Network)用ネットワーク機器(スイッチ、ケーブル、ラッチ等)が注文してから3ヶ月経っても届かない為に進捗が無い。
 また副教材の質問集に関しては、色々と情報を足していっていたら完成が見えなくなってしまっているので、適度な内容で切り上げにして完成とさせたい。
 ICT学科の同僚とは基本的に良好な関係であったと思うが、彼らに何かしらのインパクトを与えたり、現状を改善するような何かを伝えたかと言われると疑問である。執筆者としてはこれを反省と捉えて、これからは対立する事があるかもしれないのだが、もっと学科の同僚達とは色々な事に深くコミットメントしていきたいと考えている。



着任後1年時点の活動結果と課題及び課題に対する解決案
着任当時、本学校長またICT学科共に授業を担当して欲しいという事だったので、ハードウェアメンテナンスコースの授業を担当することになったのだが、ただしかし、ほぼ1年を通して授業をしてみた結果、シラバスの内容を全て教えるには至らなかった。これは授業内容と授業時間のバランスが問題であるが、2012年1月から始まる次年度では、教える内容の見直しを行なう。具体的には①基本的知識、②今後の技術動向、③ケニアでよく見受けられる技術的問題、この3点に重点的にフォーカスしていく予定である。しかし年度末にシラバスに沿った最終試験があるので、そのバランスの兼ね合いを慎重に考慮しないといけない。
 また他に、現状の課題としては実習の少なさがある。使用できる教室が少ない、機器が壊れている、またそもそも学校に存在していないというのが理由であるが、解決策としては、修理部品の購入、また新しいPCを導入、また接続機器の購入等が考えられる。学校側で予算がついていて、これらの中では幾つか購入、または購入予定であるのだが、実際には現物がまだ届いていなく、これもスケジュールどおり行かないという問題例の一つである。




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by tanewomaku | 2012-01-21 04:16 | ケニア

牛に破壊される

玄関の前にあるスペース。
洗濯物干しで使っていた木の台があるのだけれど、
それが折れてしまった。
この木の椎によく牛飼いが牛縄を引っ掛けるのだが、
草を求めて移動する牛の力はかなり強いのか、
その時にボキリ。
子牛だったのだがそれでもかなりの力だったんだろう。
もうかなりの年代物だったけど、
これが使えなくなると洗濯物を干すのが大変になるんだよね。
うーん、困る。



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by tanewomaku | 2012-01-15 19:06 | 日常

奨学生を担当する

ケニアの青年海外協力隊では、隊員有志で子供たちに対して奨学金制度を運用している。
今回はそのお話。
その名はKESTES(KEnya Students' Education Scholarship)といって、
2007年の大統領選の暴動の紆余曲折があり中断していたのを除き、
ほぼ30年間に渡ってケニアのセカンダリ・スクールの学生相手に奨学金支援制度を行っている。
詳しくはここのサイトを見てほしい。
自分もこの制度を知ってちょっと関心を持ち入会していたのだが、
今年から、そのKESTESで支援している一人の生徒を担当することになった。
隣町チャバカリに配属されている隊員の学校の生徒である。
昨年は彼をこの隊員が面倒を見ていたのだが、
任期が終わり今年中に日本に帰国してしまうので、
彼女から引き継ぐ形で担当することになった。
その奨学生は、ケニアの新年度は1月から始まるのだが、
3年生になるヘンリー君という。
奨学生を希望する学生は日本と同様様々な理由で申し込んでくるが、
ただしかしケニアの場合は日本より明らかに理由が重いのは確か。
片親、または両親とも亡くした生徒や親と生き別れた子供がかなりいたりする。
このような生徒がいるのは上記にも述べている2007年の大統領選による暴動の影響のせいである。
ケニアにとってもKESTESにとってもこの話は非常に重要な話になるが、
この話だけでもかなり長いテキストとなる為、
その話はまたおいおい。
話を元に戻すと、その点ヘンリー君は両親共にご健在であり、
実家も近くということで、
家族皆が揃っているという意味では幸せなのかもしれない。
彼の奨学金申請理由は両親のご高齢である。
父親にいたっては日本では既に年金をもらっているような歳なので、
これはさすがに奨学金申請も頷ける。
昨年の11月、一回ご家庭にもお伺いしたのだけれど、
えらい歓待を受けてちょっと面食らったりしたが非常に素晴らしい家族だった。
父親は村のエルダーと言っていたが敬虔なご家族なのであろう、
訪問と帰宅の際には神にお祈りを捧げてもらった。

というわけで彼、ヘンリー君とは去年から何回か会っているのだが、
その印象はなかなかの好印象だ。
初対面、またその後何回か会った後でも
しっかりしていて学生ながらに礼儀もちゃんとしていた。
彼、将来は医者になりたいのだが理系科目より文系科目の方が得意で、
これをいかんせん何とかしないといけないが、
夢に向かってこれから突き進んでほしい。

このヘンリー君については、今後も何回かアップデートしていく予定。



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by tanewomaku | 2012-01-08 21:38 | ケニア

ねこまんまおかわり

深夜食堂というDVDを見てから、
最近日本食が非常に恋しくなる。
なのであまり凝ったものは作れないが、
ここ最近は和食中心の生活だ。
そして作るのがめんどくさい時は、
やはり時間を持て余し気味のケニアでもけっこうあり、
そういう時はねこまんまを食べるのが今、静かなマイブームである。
ご飯にかつおぶしをまぶしてしょう油をかけるだけ。
簡単ではあるがとても美味しい。
晩ごはんで食べるとなると、
粗食の部類に入るかもしれないが、
海外、それも日本食材が手に入りにくい所に住んでいると、
なかなか贅沢な一品に変身する。



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by tanewomaku | 2012-01-08 21:27 | 好きなもの

板になったipod touch

"No music, No life"な生き方をしている自分にとって携帯音楽プレーヤーが必須。
中学から一貫してwalkmanを使い続けたソニー信者であったのだが、
ここ最近のアップルのipodのお洒落さになんとも惹かれてしまい、
ケニアを出発する前の一昨年の12月、
ipod touchを買ってしまった。
やはり最近は飛ぶ鳥を落とす勢いのアップル製品だけあって、
かゆいところに手が届くような便利さで重宝していた。
そして昨年11月、そのipod touchのOSがiOSのヴァージョン4から5へとメジャーアップデートされた。
ウェブ記事等の前評判も上々だったことから、
自分もその日の内にアップデートして、
「おぉー、すげー便利な機能」と悦に入って色々といじくってたわけだが、
なんだか電池の減る量が異常に速くなっている気がした。
以前はWiFiを切る機内モードだったら1週間は持っていたのに、
10時間も持たない。
なんだかおかしいなと思っていたら、
やはり電池の消耗に関するOSのバグがあったらしい。
アップルもすぐに修正版を出してきて、5.0から5.0.1へとしてきたのだが、
そのアップデート版をインストールしても自分のipod touchでは電池問題は修正されていなかった。
まったく、である。
と、ここまでならまだ笑って(ニヒルにだけれど)済ませられたのだが、
アップデートをした2、3日後、
うんともすんとも言わなくなり文字通りの板の状態になってしまった。
その前にも、ヴァージョン5にしてから
完全に電池がなくなったら、
PCからバックアップを戻さなければならないというなんとも怪しい状態になってしまい、
ipod touchの電池が切れる度にわざわざ復元作業をやる羽目になっていた。
それが、iOSの5.0.1にした後に、
電池が切れたので、さあUSBケーブルでPCにつないで、
充電かつ戻し作業をしようと思ったらまったく反応しなくなっている。
あれおかしいな、と思い電源ボタンやらホームボタンを触っても駄目。
本格的にまずいかもと思い、
ウェブに載っていたリストア方法を全て試したのだが全く反応しない。
ここでこいつは洒落にならん状態なんだなと認識。
なんせ買ってから1年も経っていないので、
日本だったら販売店に持っていて、
「使えないじゃん、これ」
と言ってブツブツ文句を言いながら保障期間内ということで交換してもらえるが、
ここケニアではそれができない。
また修理に出そうと思っても、
アップルの支社がない為それも不可。
尚且つパスポートやらJICAとの関係上、アップルの支社がある国に行けるのは日本だけ。
なので帰国して直さない以外手段がないという、まったくお手上げ状態である。
あぁもう、何でこんなことに!
OSのバージョンアップしなければ良かった。
というわけで、念の為に持ってきていたwalkmanを今は使っている。
あぁソニー、裏切ってごめんや。
代打のwalkman、こちらの方はたまにPCとの接触がおかしくなるが、
それ以外は順調、現役でバリバリと使えている。
彼には帰国まで頑張ってほしい。
ところでipodとwalkman、
こうして聞き比べてみると、全然音がwalkmanの方がいい。
ミュージック・プレーヤーとしてみると、やはりwalkmanの方が一日の長があるか。



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by tanewomaku | 2012-01-08 21:23 | アイテム

夏のはじまり

明けましておめでとうございます。
2012年もよろしくお願いいたします。

そしてカカメガは夏がやってきた。
ケニアの12月は夏である。
いや、もうちょっと正確に言うと、
ここケニアは赤道が国の真ん中を突っ切っているので、
ケニアの南半球側が夏になる。
従って北半球側のカカメガは冬というわけなのだが、
だがしかし、ほぼ赤道上にここは位置をしているので、
ほとんどそんな事を感じさせない。
なので雨季が終わったこの時期のカカメガは、
外に出ると気持ちのいい季節になってくる。
例えて言うのなら北海道の初夏というところか。
標高が1600mぐらいのところなので日差しはそれなりに強いのだけれど、
日影にいくと空気がほの温かいぐらいの感じなので、
そこで寛いでいると非常にすがすがしい気分になってくる。
カカメガの気候、気持ちいい暑さかちょっと肌寒いの2択しかない気候なので、
今の季節が人々にとってはとても過ごしやすいんだろうね。
最近は晴れた日には玄関先で読書。
それが何とも爽快。



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by tanewomaku | 2012-01-07 19:57