ケニア、種を蒔く

ATM的にありえない

キスムにあるCBA(Commercial Bank of Africa)でお金をおろそうと思い、
街の中心地にあるATMに向かった。
キャッシュカードをいれ、5,000Kshと入力。
そして処理が始まるわけだけど、
日本であるなら、
まずこの預金口座からお金をおそす、という作業では何も起こらない。
というか、ATMでのトラブルなんてありえない。
が、ここはケニア。
想定外の出来事が、いつどこからともなく襲ってくる。
そう、今回はこのATMで襲われた。
入力後の処理である、
このトランザクション(本店のメインコンピュータとのやり取り)中に、
ATMがまさかのクラッシュ。
いきなり再起動がかかり、
パソコンでよくお見かけする画面のBIOSやWindowsXPのスプラッシュ・ロゴが現れる。
まったくしょうがないATMだなとイライラしていて待っていたが、
待てども待てどもウンともスンともATMがいわない、というか画面に何も現れない。
10分ぐらい経った後、ようやく画面の端っこに何か文字が現れたと思ったら、
"error code:C99"という文字。
使えねぇ…
ということで、再起動直後にキャッシュカードは出てきていたので、
他の銀行のATMに行って口座残高を確認すると、
しっかりとさっき引き落とそうと思った5,000Kshが引かれている。
マジで使えねぇ…
銀行取引の安全性、これって国の根幹となる信頼度を図る一つの指標でしょ。
なのにこの体たらく。
ATMの誤作動は常日頃から頻繁に起こっていたけど、
今回はとうとう誤取引をやってくれてしまっている。
もう体中から力が抜けるほど、まったく呆れかえってしまった。
ケニアで信頼できるシステムって存在するのか?
でもほとんど怒りという感情が芽生えなかったのは、
もうこの国の次から次へとくる理不尽な出来事に対し、
怒る気力もなくなっているということなのかも。
挙句の果てには、まぁこの国だったらこんなこともあるよな、
と逆に妙に納得するものもあった。

さて、失われた5,000Kshは戻ってくるか?
自分の予想だと戻ってくる確率は五分五分といったところ。
これから、
また窓口でクレームをしなきゃならないことを考えると気が滅入ってくるけど、
こういう日常に対処していかないとここでは生きていけない。
自分は期間限定で住んでいる身だが、
ケニア人は生まれてからあの世に行くまで、
こういう理不尽なことに対して闘っていかなければならないわけで、
色々な意味で、そりゃー確かにケニア人ってタフになるよな、と思う。



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by tanewomaku | 2012-07-03 04:51 | ケニア