ケニア、種を蒔く

クライング・ロックと銅メダリスト

カカメガの郊外にクライング・ロックという場所がある。
なんでも、キリストが流した涙が岩となった伝えがある、
この辺では有名な場所なのだそう。

先日、学校で電気工をやっているエリウッドに連れられて行ってみた。
カカメガの手前辺りでマタツを降りて徒歩5分程歩くと、
丘の上の目の前の聳え立っている。
まあまあ大きくて15mぐらいの大きさだったろうか。
一般的にはそれなりにすごいのだろうが、
ただオーストラリアで徘徊をしていた自分にとっては、少々物足りなさを感じてしまった。
なんせ彼の地では、
ウルル(エアーズ・ロック)、カタジュタ(風の谷)、デビルズ・マーブル、バングルバングル、
と、世界遺産級のとんでもない代物を色々と見てきたので、
このぐらいのレベルではもう感動もくそもない。
色々とあちこちを旅してきたお陰でちょっとやそっとじゃ驚かなくなってしまった。
なんとも悲しい、旅の弊害である。


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それで、なーんだ、つまらなかったのか、と言われると全くそんなことはなかった。
思いもよらぬ展開が待ち受けていたからである。
このクライング・ロックの入り口に着いた時、エリウッドの友達と合流して登ったのだが、
その中の一人にTシャツにナイキのスニーカーと、フットワークの軽そうな女性がいた。
ここケニアでは、なかなか洒落た格好をした人だなと思いながら見ていたのだが、
当然最初は一般人だと考えていた。
が違っていて、エリウッドから説明を受けている内に、かなりすごい人だということが判明。
彼女、シドニーオリンピックの女子マラソンで銅メダルを取ったケニアを代表するランナーだった。
名前はジョイス・チェプチュンバさん。
他にも、ロンドンマラソンや東京国際女子マラソンで優勝した事がある天才アスリートである。
いや、まさかカカメガの田舎でこんな人と出会うとは思ってもいなかった。
その話を聞いて、ミーハー魂に火がついてしまい、一緒に写真とかを撮ったりと大はしゃぎしてしまった。
何度も来日した事がある彼女は、日本語も少し知っていて、
「もっともっと」とか「さよなら」とか言っていたが、
世間話をしていると、ジョークを織り交ぜ楽しい会話をさせてもらった。
ジョイスさん、とても気さくで素敵な人である。

ところでエリウッド、なかなか交友関係が広い。
彼もなかなか面白い個性の持ち主なのだが、その話はまた今度。

※「ジョイスさんってどんな人?」と思った方は、ここを見てみてください。


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by tanewomaku | 2011-02-28 02:19 | ケニア